統合失調症はどのような病気?

日本全国での精神障害者数は419万3千人(人口千人当たり33人)となっております。精神障害にも、たくさんの病名や症状があることはご存じだと思います。しかし、病名は知っているけど、どのような症状なのかなど分からない方は多くいると思います。

下記のグラフは、精神障害疾病別内訳となっております。今回は、2番目に多い統合失調症について紹介したいと思います。

統合失調症とは?

統合失調症とは、こころや考えのまとまりづらくなってしまう病気です。また、幻覚妄想や緊張病の症状を占めるものも同一の病気であり、その本質は思考・感情・行動がまとまらないことから統合失調症を名付けられています。

統合失調症は人類最大の難病の一つです。約100人に1日の割合でかかると言われており、決して特殊な病気ではなりません。また、精神科病院の入院患者の約6割を占めています。

半鐘の要因としては、まだはっきりとはわかっていません。脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることが関係しているのではないかと言われています。また、そこには大きなストレスが要因にあるようです。

どのような症状?

統合失調症の症状には大きく分けて2つあります。

1つ目;陽性症状 2つ目:陰性症状です。

これからその2つの症状をご説明します

これらが統合失調症の症状で大きく分けた「陽性症状」「陰性症状」の症状です。

次に、病気の経過と症状についてご説明します。

病気の経過と症状

統合失調症は病気の経過により、前兆期・急性期・休息期・回復期に分けられます。それらの病期で特徴的な症状が認められます。

前兆期

特に目立った症状はありませんが、何となく変だと感じるようになります。
また、眠れなくなったり、イライラしたり、集中力が低下するなどの症状が続きます。

具体的な症状

眠れない、音に敏感になる、焦りの気持ち、気分の変わりやすさ⇒過労・睡眠不足に注意してください!

急性期

幻覚や妄想などの不思議な体験をしますので、自分の中で何かが変だと感じながらも、自分が病気だと思えず、他人から見ておかしな行動をすることがあります。また、周りの出来事に対して敏感になり、不安や緊張を強く感じたりします。

具体的な症状

不安になりやすい、眠れない、幻聴・幻覚(被害的なものが多い)⇒睡眠・休息・安心感が大切!!

休息期

幻覚や幻聴などの目立った症状は少なくなりますが、元気がなくなったり、やる気が起こらなくなったりします。
これは、急性期に心と身体のエネルギーをたくさん使ってしまったことが原因と考えられます。ですので、薬を飲み続けながら、ゆっくりと休むことが大切です。

具体的な症状

眠気が強い、引きこもり、意欲がない、体がだるい⇒数か月の休息・就寝時間は規則正しく・焦らず無理をせず!!

回復期

少しずつ元気が出てきて心も身体も安定してきますので、焦らず、ゆっくりと生活範囲を広げていきましょう。また、再発予防のために薬を飲み続けることが大切です。

具体的な症状

ゆとりが出てくる、周囲への関心が増える⇒楽しみながらリハビリテーション・体力づくりが大切!!

まとめ

最後に統合失調症でそれぞれの症状のサインをお伝えします。

陽性症状

・独り言が多い
・一人笑いしている
・監視されていると感じる
・命令する声が聞こえる
・悪口を言われていると感じる
・幻聴など、実際にないことを感じる
・支離滅裂になる
・子供じみた行動する
・極度に興奮する
・危害にあうと感じる

陰性症状

・部屋が散らかる
・周りへの興味や関心がなくなる
・感情の変化が乏しい
・口数が少なくなる
・表情が乏しくなる
・自宅に引きこもる
・趣味などでも興味がなくなっていく
・社会性がなくなる
・人間関係に無関心
・そっけなくなる

認知機能障害

・気持ちや考えをまとめられなくなる
・簡単なことができなくなる
・集中力がなくなり、一つのことに集中することができない
・指示通りに物事を進められない

以上がそれぞれのサインとなっています。

もし、心当たりがある方などは後回しにせず、すぐに病院に受診するか、地域の支援機関に相談してみるといいと思います。

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